橘学苑で非正規雇用120人が大量退職!搾取される非正規教員たち!

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経団連会長の故土光敏夫氏が理事長を務めた学校法人橘学苑が運営する中高一貫校で、非正規雇用の教員の雇い止めが相次ぎ、大量の退職者が出ていることがわかり問題になっています。

関係者によると、非正規雇用の教員を無期転換ルールで縛り、5年以上働かせないような処置をしていたと言います。

これはまさしく、教員の使い捨てにあたり、県は来週にも実態調査に入る方針を示しました。

橘学苑は土光登美さんによって創設された私学校で、息子の土光敏夫さんが質素な生活をし生活費以外の残りの多額の収入は全て橘学苑に寄付していたというほど、大切にしていた学校でした。

土光さんといえば、第二次臨時行政調査会でも辣腕を振るった方で、めざしの土光さんとしても有名でしたね。

今回は、橘学苑で非正規雇用120人が大量退職!搾取される非正規教員たち!と題しまして、橘学苑で非正規雇用120人が大量退職されたことと、搾取される非正規教員たち!について調べてみました。

それでは早速、本題に行ってみましょう!

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橘学苑で非正規雇用120人が大量退職!

横浜市鶴見区の学校法人「橘学苑」が運営する中高一貫校で非正規雇用の教員が大量に退職していることを受け、県は来週にも実態調査に入る方針を示しました。

橘学苑によりますと、学苑では2013年度からの6年間に公立学校への採用決定や本人の希望で、非正規雇用の教員63人が退職したということです。改正労働契約法では有期雇用が5年を超えると無期に転換できる「無期雇用ルール」がありますが、一部報道で雇い止めがあったとされ、県は調査に入ることを決めました。tvkの取材に対し橘学苑は契約の段階で年数を提示している上、無期雇用転換を申請した人もいないとして、「雇い止めの事実はない」と回答。また、神奈川労働局による調査の結果、そうした事実はなかったと結論付けられたということです。学苑側は教員の入れ替わりで生徒に影響が出ないよう努めるとしています。

(引用元:Yahoo!ニュース) 

このように、中高一貫校の橘学苑で、非正規雇用の教員63人が退職したというニュースが入ってきました。

正労働契約法では有期雇用が5年を超えると無期に転換できる「無期雇用ルール」がありますが、橘学苑では5年に入る前に、雇い止めにしたというのです。

ようするに、無期雇用ルールを逆手にとって、5年で教師を解雇したのです。

解雇された教員の中には、優秀な方もおおく、この対応に解雇された教師だけではなく、生徒も親も相当な不信感を持っているようです。

清貧で知られた土光敏夫さんが、母親の登美さんの思いを受け継いで必死に守ってきた橘学苑の今の状況をみたときに、どんなお気持ちになるのでしょう。

質素な生活をし生活費以外の残りの多額の収入は全て橘学苑に寄付していたというほど、大切にしていた学校。

  • 心すなおに真実を求めよう
  • 一 生命の尊さを自覚し、明日の社会を築くよろこびを人々とともにしよう
  • 一 正しく強く生きよう

という登美さんの創立の精神に背くような、先生方の使い捨てに対して、お嘆きになっているのではないでしょうか。

現在の橘学苑の校長は誰で経歴は?

現在の橘学苑の校長は、小岩利夫さん。

17代目の校長先生です。


小岩校長は、これまでに複数の私学で校長や副校長などを歴任してきた教育のエキスパートです。

就任当時小岩校長は、「これまでの経験を活かし、生徒に還元したい。一人でも多くの生徒を幸せにすることが私の願いです」と学校づくりについて語っていました。

戦時中、「混乱の時代だからこそ、しっかりとした人間教育を」と考え学苑を設立した土光登美の精神を財界で有名な土光敏夫が受け継いで発展してきた歴史を大切にしていきたいとも話していました。

しかし、今回、昨年までに6年間で72人の雇い止め、一説には、120人ともいわれる退職者を出しているということは、一つの学校としては異常な数字と言えるのではないでしょうか。

搾取される非正規教員たち!

橘学苑に限らず、私学業界には非正規の使い捨てが蔓延しているそうです。

京華商業高校や正則学園高校でも非正規雇用問題が起きました。

教員が毎年、入れ替わり立ち代わりでは満足な教育ができるはずがありません。

単なる経費の節減が目的の雇い止めは、教育の理念からかけ離れています。

現在、私立高校で働く非正規雇用の割合は、全教員の約4割にまで拡大しているそうです。

教育という大切な社会の重要な基盤が、低賃金・細切れ雇用の非正規教員の使い捨てにより支えられている現実。

そのため、多くの弊害が生じているのです。

まず、せっかく生徒との信頼を築いても、教員が短期で変わるので授業や部活、クラス運営を安定的に行うことが難しくなっているという現実。

さらに、教師の側も不安定な雇用のため、将来的な見通しを立てることができない。

生活苦のため、ダブルワーク・トリプルワークをしたり就職活動に奔走し、教育に専念することが困難になってきているのです。

無期限転換ルールは、小泉政権のときに制定された法律で、同じ職場で5年以上働くことで有期雇用者が希望すれば、期間の定めがない無期の契約になれるという法律です。

今回の橘学苑の雇い止めは、5年になる寸前に解雇という手段で、教師を夢させるという酷い話であって、法律を逆手にとっています。

神奈川県の黒岩知事も会見で調査に入ることを言明していました。

今後のなりゆきを見守りたいですね。

今回の事件に対し、ネット上ではさまざまな声があがっています。

ツイッターやネットの反応

  • 少しでも納得できなければ、残業代の請求も含めて集団訴訟を起こしてほしい。5年ルールに阻まれた教員も少なくないはず。
  • 「無期雇用ルール」とか、本来想定されていた形にはなってないですね。結局、雇い止めになるケースが多い。
    人材派遣会社なんて、最初から「こちらのお仕事は、3年迄の期限付きです」と言って紹介してくる。
    日本は滅びます
  • 教員採用試験の倍率が2倍とかで先生のなりて確保の減少に国が警鐘鳴らしてますが…
    理事長が強気なのか、ただ世間の情報に疎いのか
    「イヤならやめろ、代わりはいくらでもいる」と言って誰もいなくなったというニュースが確か2017年だったかな?
    人を大事にしなければ先生がいなくなる→採用の質が下がる→評判が落ちるのループは全国で起きているのに…
  • おそらくこれの流れはひっそりと多くの私立学校で起きてるんだろうね。。。
    そして、公立学校でもね。公立学校の非常勤講師や臨時的任用職員は異議申し立ても言えないから公にはならないけど切られ始めてる先生もいるはず。
  • 神奈川県の他の私立高校でもこの3月に大量に辞めたそうです。
    いま、どこの学校でも問題なのだと思います。
  • 知り合いでこの学校に理由説明もなく切られた教員がいます。今は進学校で正規雇用をされているので良かったですが、仕事を奪って人生を狂わせる重さを理解して欲しいものです。
  • 大量退職は生徒に影響があるに決まっている。
    毎年毎年新人研修をしっかりしてるのですよね?当たり前ですよね?
    生徒にどう影響がないように努めたのか具体的に教えて欲しいんだけど?
    子供を教育する前に管理職の教育が必要では?
    学校運営が難しいなら辞めればいいのに。周りの学校は喜びますよ。
    なぜ続けるの?^^

(引用元:Yahoo!コメント)

まとめ

今回は、今回は、橘学苑で非正規雇用120人が大量退職!搾取される非正規教員たち!と題しまして、橘学苑で非正規雇用120人が大量退職されたことと、搾取される非正規教員たち!について調べてみました。

無期転換ルールが悪い方向で使われてしまい、当事者の教師や生徒、父兄の戸惑いは大きいものがあることでしょう。

今後の成り行きに注視していきたいですね。

それでは今回は、これまでとさせていただきます。

最後までこの記事を読んでいただき、ありがとうございました。

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